セイルナンバーの剝がし方
セイルナンバーの貼り換えという仕事は、セイル屋さんが一番やりたくない作業だと思います。
セイル屋さんに相談しても「無理です」と断られたり「手間がかかるからけっこうな工賃が発生しますよ」とか・・・
理由はセイルナンバーを剥がした後の糊の処理が厄介だから。
セイル屋さんが嫌がるぐらいだから、セイルナンバーの糊は強力です。
古くなるとセイルにこびりついてちょっとやそっとじゃ除去できません。
一生懸命中古のセイルを探して使用している貧乏セイラーは自分でこういう作業をせざるを得ません。
元のセイルナンバーをそのまま残してもいいのだけど、それでは前の持ち主様に失礼です。
今までに何度もセイルナンバーを剥がしてきましたが、いちばん良い方法はクリーナーを使うこと。
ただし、セイルにダメージを与える可能性もあるので使用に関しては自己責任。
まずはセイルナンバーを剥がし、残った糊にクリーナーをスプレーしてしばらく置きます。
柔らかくなった糊をプラスチックのヘラやウエスで根気よく除去します。
すぐにウエスがベトベトになるので、なんども新しいウエスに交換しなければなりません。
ある程度きれいになったら、水でクリーナーを拭き取ります。
セイルを家に持ち帰ってこんな作業をやっていると、嫁さんにこっぴどく叱られます。
長崎のヨットマンから立派なビワを贈ってもらいましたので、ちょっと一息つきながら嫁さんの機嫌取りも大切。
とても大きくて、美味しいビワでした。
家での作業を終えると、セイルをヨットに運んでデッキの上でジャバジャバ水をかけてクリーナを洗い流します。
その後は当然セイルを乾かさなければなりません。
こんな苦労は新しいセイルをすぐに作れるお金持ちのオーナーさんには分からないでしょうね。
この記事へのコメント
ビワのようにツルリと剥ければ良いのですが・・・
船検ステッカーはドライヤーで温めるときれいに剥がせますが、セイルナンバーの糊はなかなか頑固です。
最近では汚れが残りにくい粘着剤のクロスがあるそうですが、どうなんでしょうね?
古いセイルナンバーの汚れ落としには柑橘油が良いようです。
3Mクリーナー30は1本持っているとけっこう重宝しますよ。
ちょっと強烈なオレンジの香りがしますが、ハルやデッキの汚れもきれいに落とせます。
ビワの果汁は繊維に着くと落ちなくなるので、気を付けて食べなければなりませんね。