うわじまパールカップ2026
低気圧が発達しながら日本海を東進し、四国地方は前線が通過する見込み。
次第に雨風が強まり大荒れの天気になることが予想されています。
典型的なメイストーム。
予報より早く雨が降り出しました。
心配なのは南からの強風。
さていつから吹き出すのやら?
こんな時こそチャンスです。
おそらく多くの出場艇は最悪のコンデションに戦闘意識は低下しているはず。
攻めていきましょう!!
今回はいつもの風と違います。
混雑する本部船側を避けてリミットの風上側からクリアーなスタート。
すぐさまスピンを揚げて円瀬を目指します。
博多の「セカンドラブ」(Farr395)と「ファルコン」(ファースト40)が巨大なゼネカーで突っ走ります。
広島の最強艇「SAMMY」(YAMAHA33S)の様子がおかしい。
赤いスピンが海面に落ちた!!何かトラブルがあったようです。
抜群のスタートを切った「Misty」(YAMAHA30SN)がそれに続き先頭集団を形成しています。
「ホワイトホーク」のすぐ後ろには「SAMMA」(ファースト30)。
「シェンロン」(ジャノー35OD)も今回はクルー不足ながら近くを走っています。
風はそれほど吹き上がらず、予備のスピンでリカバリーした「SAMMY」と「Misty」がしびれを切らして上り始めた。
ゼネカーの「SAMMA」もそれに続いて風上側へ進路を取りました。
「ホワイトホーク」はおそらくVMGであろうと思われるコースをがまんして進みます。
「シェンロン」も同じ考えか・・・?
「セカンドラブ」と「ファルコン」は早々に円瀬マークを回り、第2グループがアプローチする頃、急に風が強まりました。
スピンの「SAMMY」「Misty」「シェンロン」はマーク回航時に必死でブローチングを堪えています。
それを見て「ホワイトホーク」は少し早めにスピンダウンし7番目で回航。
クルー不足でスピンダウンに手間取った「シェンロン」を抜いて6番目に上がります。
ついに吹き出した南の強風にゼノアの選択を失敗したかに思いました。
オーバーキャンバス気味ですが、だましながら走るしかありません。
島影に入ればLMでも走れるはずです。
前方の様子をうかがっていると先頭の「セカンドラブ」がタックしました。
続く「ファルコン」もタックし、先行艇との差が縮まっています。
徐々に風が弱まり「ホワイトホーク」の一つ前を行く「Misty」に手が届きそうです。
1回目のタックでは「Misty」がちょっと前を行きました。
2回目のタックで「ホワイトホーク」が前に出ました。
「ホワイトホーク」はこれで5番手に浮上。
さらに弱まった風に「SAMMA」が野島の筏をなかなか回れず苦しんでいます。
「ホワイトホーク」も苦労しましたがピンチモードでギリギリ回り最終マークの錐ケ瀬を目指します。
風が振れ回ります。
一度遅れた「シェンロン」がゾンビのように蘇ってきました。
「セカンドラブ」「ファルコン」「SAMMY」は別格として、「ホワイトホーク」を含むゴチャゴチャグループがおもしろい。
最終マークを回航したゴチャゴチャ組は最後の意地の張り合い。
最初に北海面に突っ込んだ「SAMMA」と「シェンロン」が遅れました。
ジャイブした「SAMMA」とミートし、「ホワイトホーク」が若干前に出ました。
最後は再びジャイブした「SAMMA」に猛烈な追撃を受けましたが4秒差で逃げ切り4着フィニッシュ!!
最悪の気象コンデションでしたが、最高に面白いレースでした。
レース終了後さらに雨は強まり、アフターパーティーは土砂降り。
うわじまパールカップで雨が降ったのは2005年以来21年ぶりだったかな?
とにかくこの悪条件の中、レースもパーティーも計画どおり実施できたことは幸いでした。
優勝した「セカンドラブ」さん、おめでとうございます。
九州最強艇が宇和島のようなところに来てくださるのは光栄ですが、もしまた来ていただけるのなら手加減をお願いいたします。
自艇としては3位という結果より、ライバル艇に走り勝ったことに喜びを感じます。
天候や気象条件を選べないのがヨットレースであり、それがまたヨットレースの奥深さでもあります。
今シーズンも安全第一でヨットレースを楽しみましょう。
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